冠詞シリーズ ⑥皆様、お早う御座います。 今日からは、THEについて、ご説明します。 THE は、【皆が、或いは、話しの当事者同志が 知っている】という意味です。これが根本にあります。 例えば、昨日、田中さんと佐藤さんが、 新しく出版された英語の辞書の事を 話していて、今日、田中さんが、佐藤さんに "I bought the dictionary this moring."と言えば、 【昨日話してた辞書を、今朝、買ったよ】 the dictionary とは、この場合、当事者同士が 判っている、【例の辞書】と言う意味になります。 もし、ここで、"I bought the dictionary this moring."でなく、 "I bought a dictionary this moring."と言えば、 【昨日話していた辞書】でなくて、【(昨日の話題とは)別の辞書】と なります。 昨日の終わりに出しておりました問題ですが、 以下の通りですね: That is the sun(あれは太陽です) That is a sun(あれは、恒星です) sunやmoonは、数えられる名詞です。 一度、辞書にてご確認下さい。 sun / moonにtheが付けば、 みんなが知っている輝く星:つまり、太陽や月という 意味になります。 太陽は、自ら燃えて光りを出しておりますね。 これは、夜空に輝く星は、皆そうなのです。 月は、太陽光を反射して光ってますが 夜空の星は、自分で燃えて光りを出しております。 ですから、見えるのですが、こうした星は 全てsunになります。a sunとは恒星のことですし、 a moonとは、衛星になります。 Jupitar has 12 moons:木星は衛星が12個あります、となります。 the moonは、地球唯一の衛星ですね。 英語を勉強すると理科など他の事も判るときがあります。 I have a book. →本を持ってます。 I have the book.→例の本を持ってます。となります。 the bookは、状況によっては色々と意味が発生しますが、 いずれにしても、当事者間が知っている、判る本となります。 例えば、I have the book: *君が買いたがってる本を持っているよ。 *今話題の本を持っているよ。 *田中さんの新著だけど、持っているよ、などなど状況により 色々と意味が含まれます。 theというのは、皆が知っている・当事者同士が知っている、という 暗黙の了解なのです。 また、明日。 ご質問は何なりと 末次通訳事務所 末次賢治 拝 |